総合診療案内

ステージ3（進行期）は、再生医療の適応の範囲内です。ステージ4（末期）であっても、ステージ3ほどではありませんが、症例によっては効果が期待できます。お早めに当院にご相談ください。

患者さんがご希望になった場合でも、治療のリスクが高いと判断した場合には、再生医療を行うことができません。

• 悪性腫瘍（がん）治療中の方
• 重度の糖尿病
• 感染症

適応外となるのは、主に上記のような病気のある方です。また関節の変形の程度によっては、同様に再生医療の適応外となることがあります。
ご自身での判断は難しいかと思いますので、一度ご相談ください。診察・検査の上、治療の効果の見込みについて、医師がご説明します。

再生医療を実施する医療機関は、法律に基づき、第三者機関による安全性・治療の妥当性に関して厳しい審査を受けています。審査に通過した上で、厚生労働省に届け出た提供計画が受理されて初めて、治療を行うことができます。
もちろん、当院も法令を遵守して再生医療を提供しています。感染症のリスクも最小限に抑えられるよう衛生管理を徹底していますので、どうぞご安心ください。

変形性膝関節症などに対するヒアルロン酸注射は、疾患がある程度進行すると、効きづらくなります。治療の目的は「痛みをとること」であるはずです。なんとなく継続するのではなく、再生医療または手術を検討することをおすすめします。再生医療は、保存療法と手術のあいだにある、新しい治療の選択肢です。

膝などの痛みがあり、薬物療法や注射治療などで十分な効果が得られない方が主な対象となります。
入院・手術に抵抗がある方や何らかのご事情で困難な方、ご高齢のため手術が推奨されない方などにとっても、有用となる治療です。

半月板損傷や靭帯損傷で手術を受けた方、変形性関節症における関節鏡手術や骨切り術などを受けた方であっても、再生医療は可能です。現在の症状を確認し、MRI検査を行った上で、判断いたします。
ただし残念ながら、人工膝関節置換術を受けた方は、適応外となります。

重度であり、感染リスクが高いと判断した場合には、適応外となることがあります。
膝の状態の診察、検査などを行い判断いたしますので、まずは一度、ご相談ください。

人工透析に至っていない場合でも、重度の糖尿病であり、感染リスクが高いと判断した場合には、やはり適応外となります。
診察、検査結果をもとに判断いたしますので、一度ご相談ください。

年齢に関係なく、効果には個人差があります。ただ、「高齢だから効果が得にくい」ということはございません。
また再生医療は、お身体への負担と副作用の少ない治療です。特に年齢の上限はございませんので、安心してご相談ください。

再生医療とともに、筋力トレーニングなどのリハビリを行うことで、より機能は回復しやすくなります。ご自宅でできる筋力トレーニングの方法についても指導いたしますので、お気軽にご相談ください。筋力は、何歳になっても発達させることが可能です。

痛みがなくなれば、通院は基本的に不要です。ただし、再発予防、そしてさらなる機能回復のため、ご自宅でのリハビリは継続されることをおすすめします。もちろん、リハビリ外来を利用するというのも良いでしょう。

当院で行う治療はすべて、入院なしの外来で行うものとなります。入院や手術が必要となった場合には、提携する病院をご紹介します。